フィンランドのバルチラ、オランダ企業向けタンカーにデュアル燃料推進パッケージを供給

船舶 企業動向
LNGを積む世界最大の12万t級タンカー「Q-Max」
LNGを積む世界最大の12万t級タンカー「Q-Max」 全 1 枚 拡大写真

フィンランドのバルチラは、オランダの海運会社アンソニー・ベダー向けに建造中の、液化エチレンガス(LEG)と液化石油ガス(LPG)を使用する2隻のタンカーに、デュアル燃料推進パッケージを供給する契約を交わしたことを明らかにした。

メインと補助エンジン、ギアボックスと可変ピッチプロペラを含む推進パッケージを搭載するタンカーは2014年中盤に納入される予定。

バルチラのデュアル燃料(DF)を使うメインと補助のエンジンは、環境に対する影響を最小限に抑える、液化天然ガス(LNG)による動作が可能。ただし、通常の船舶用ディーゼル燃料も利用可能で、燃料の切り替えはパワーやスピードを損ねることなく、速やかに行われるように作られている。

バルチラのデュアル燃料エンジン・テクノロジーの使用は、これらのタンカーに硫黄排気制限エリア(SECAs)と窒素排気制限エリア(NECAs)における制限の無い航行を可能にする。天然ガスは環境への負荷も小さく、2016年に発効見通しの船舶航行排気規制法に対応する予定だ。

《河村兵衛》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  2. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  3. 日本とは違う『カローラセダン』に「GRスポーツ」が登場、ステアリングもGRがチューニング
  4. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
  5. ホンダ『シビック』の顔が変わる! 英国版のグリルとバンパーが新デザインに
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る