渦状銀河の中に燃え盛るブラックホール…NASAがイメージ公開

宇宙 科学
IC 342
IC 342 全 2 枚 拡大写真

NASAのヌクレアー・スペクトロスコピック・テレスコープ・アレイ(NuSTAR)から送られてきた渦状銀河IC 342、カルドウェル5として知られる銀河の新しいイメージが公開された。

このNuSTARの高エネルギーX線データは紫紅色に変換されている。さらに銀河に光彩を与える可視光線のイメージに、星々を散りばめたようすが重ねられた。

2つの紫紅色は、低エネルギーX線の波長で、NASAのチャンドラX線観測衛星によって初めて発見されたブラックホール。これをNuSTARのデータと照らし合わせた。

これらのブラックホールは、通常の星々が密集したものに比べ明るく見えるが、巨大なブラックホールではない。もし強力なブラックホールであれば銀河の中央に沈み込んでしまっている。これらのブラックホールは中程度の重量を持つか、もしくは他の未知なる要素によって極度のエネルギー発生状態を解明することができるのではないかとしている。

IC 342は地球から7百万光年を隔てた麒麟座の中にある。

《河村兵衛》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 電動モビリティ「ブレイズ」、名古屋本社で試乗体験会開催へ…新商品「スタイル e-バイク」も
  2. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  3. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  4. トヨタの新型『ヤリスセダン』がタイで登場!「アティブ HEV」にはGRスポーツも
  5. 「完璧なフルモデルチェンジ」三菱『デリカミニ』が2代目に! 可愛さも機能も大幅進化で「後世に受け継がれる名車」と話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る