三井物産は、メキシコ・オアハカ州で建設中のビイ・スティヌ風力発電事業(発電容量164MW)に出資参画すると発表した。
同事業は、仏大手再生可能エネルギー発電事業会社EDF ENグループが運営するもので、三井物産は同社現地法人から50%持分を取得する。
同事業の総事業費は51億メキシコペソ(約350億円)で、2013年6月の商業運転開始を見込んでおり、以降15年間の売電契約に基づき発電した電力を大手民間企業5グループに供給する。
EDF ENグループは、欧州及び北米16か国で4200MWの再生可能エネルギー発電資産を保有している他、全世界で7600MW以上の再生可能エネルギー発電資産の運営・保守サービス実績を有している。
三井物産は、総発電容量ではメキシコにおいて第2位のIPP事業者で、現在、メキシコ国内6か所で天然ガス焚きコンバインドサイクル発電所に出資参画している。今回の風力発電事業への参画により三井物産の持分発電容量は開発・建設中案件を含め5916MWとなり、このうち再生可能エネルギーによる発電事業が439MWと全体の7%を占めることとなる。