【マツダ アテンザ SKYACTIV-D 試乗】ディーゼルワゴンの復権を担うにふさわしい…諸星陽一

試乗記 国産車
マツダ・アテンザ ワゴン SKYACTIV-D
マツダ・アテンザ ワゴン SKYACTIV-D 全 7 枚 拡大写真

マツダの旗艦モデルである『アテンザ』は、セダンのほかにワゴンボディも用意している。先代まではスタイリッシュな5ドアボディも用意されていたが、今回のフルモデルチェンジでカタログから消えてしまった。

【画像全7枚】

今回のワゴンはセダンに対してホイールベースを80mm短く設定、60mm短くなっている。セダンよりワゴンが小さいというのは珍しい現象だが、これはセダンはリヤシートの居住性を重視したから。

新型アテンザのひとつのウリとなっているのが、『CX-5』で採用されたディーゼルエンジンの搭載だ。マツダはアテンザの前身である『カペラ』の時代にプレッシャーウェーブ・スーパーチャージャー付きのディーゼルエンジンを搭載したこともあり、久々のディーゼルエンジン・ワゴンに期待も膨らむ。アテンザのワゴンは、『レガシィ』と並んで人気の高いワゴンモデルなので、市場での歓迎度も過熱気味だ。

低速域から太いトルクを発生するエンジンは、じつにスムーズな発進ができる。グイッと引っ張られる加速感は、なんとも言えず気持ちいい。さらに感動的なのが追い越し加速だ。アクセルペダルを踏み込むと同時にクルマがグイグイ前に進んでいく。さらに強い加速がほしければ、アクセルペダルを床まで踏み込めばキックダウンスイッチが作動。ギヤを1段落としての鋭い加速が味わえる。

かつては始動が難しかったディーゼルエンジンだが、現在はそうした問題もしっかりと克服され、アイドリングストップ機構も付いた。JC08モード燃費は20.0〜22.2km/リットルという数値。実用燃費もかなり高いレベルを実現しているという。

乗用系にディーゼルエンジンを搭載するにあたり、静粛性の向上も図られていて、確かに乗っていて静かという印象をうける。

かつてはワゴンボディ+ディーゼルエンジンというのは、ひとつのカテゴリーとなるほど人気であった。今回のアテンザワゴンの登場はその復活を感じさせるものであることを確信できる試乗だった。

5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活躍中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「PHEVの不都合な現実」欧州で逆風、なぜCO2排出が「3倍」に跳ね上がったのか
  2. 「いくらなんでもカッコ良すぎ」とSNSで話題! アウディ初の高性能PHEV『RS 5』発表
  3. トヨタ、新型SUV『bZ4Xツーリング』発売…航続734kmと619Lの荷室で「家族のアウトドアギア」に 575万円から
  4. 【スズキ アルト 改良新型】マイチェンなのに別モノ級? 開発責任者が語る「本当の進化」とは
  5. 日本未発売のホンダの小型バイク『NAVI』、109ccエンジン搭載で約34万円から…2026年型を米国発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る