ゼネラルモーターズ・ジャパンは、3月より新型ラグジュアリースポーツセダン『ATS』の導入を開始する。
同社試乗会において、ゼネラルモーターズ・ジャパンコミュニケーションズ/R&Dサイエンスオフィスディレクターのジョージ・ハンセンさんによると、今回導入したATSのセグメントがラグジュアリー系では最大のボリュームゾーンだという。「このセグメントで多くを占めているのはドイツ車で、メルセデス・ベンツ『Cクラス』やBMW『3シリーズ』、アウディ『A4』が中心。特に3シリーズが非常に強い存在です」と話す。
この大きなセグメントへの参戦のために、「最低限3シリーズに匹敵するレベルのクルマを出さなければなりませんでした」と競合モデルがBMW3シリーズであることを述べる。具体的には、「エンジンやシャシーなど、パフォーマンス的に競争できるものとしました」と、今回のコンセプトのひとつがパフォーマンスであるとした。
また、「デザインコンシャスというのも大きなポイントです」とハンセンさん。「我々が思っているのはデザインを一目見ていいなと思ってもらい、このセグメントではドイツ車が非常に強いので、たまには違うのもいいかなというユーザーに乗ってもらえたら」と期待を語った。