タイ首相と国王側近、パーティーで会話

エマージング・マーケット 東南アジア
タイ首相と国王側近、パーティーで会話
タイ首相と国王側近、パーティーで会話 全 3 枚 拡大写真

【タイ】18日のタイ陸軍記念日の祝賀パーティーが21日夜、バンコク都内のタイ陸軍クラブで開催され、インラク首相(45)、プミポン国王(85)側近のプレム枢密院議長(元首相・元陸軍司令官、92)、スカムポン国防相(61)、プラユット陸軍司令官(58)らが顔をそろえた。プレム議長はインラク首相の兄のタクシン元首相(63)の政敵と目される有力者だが、この日は笑顔でインラク首相と会話を交わし、和やかな雰囲気だったという。

【画像全3枚】

 タイでは2006年以降、地方住民、中低所得者が多いタクシン派と特権階級を中心とする反タクシン派の抗争が続き、政治・社会が混乱している。反タクシン派はタクシン氏を反王室の腐敗政治家と糾弾し、2006年の軍事クーデターでタクシン政権を追放。タクシン派は特権階級が軍官財界を動かし民主主義や法治をねじまげているとして、2009年、2010年と反タクシン派政権打倒のデモを行った。2010年のデモでは治安部隊との衝突で、市民、兵士ら91人が死亡、1400人以上が負傷した。タクシン派は2011年の下院総選挙で勝利し、インラク政権が発足した。

左から、プラユット司令官、プレム議長、インラク首相

写真提供、タイ首相府

〈プレム・ティンスラーノン〉
1920年、南部ソンクラー生まれ。1978―1980年陸軍司令官、1980―1988年首相。プレム政権は非議員のプレム氏が特権階級や軍の威光を背景に首相を務める変則的な政治体制で、「半分の民主主義」と呼ばれた。プミポン国王の信頼があつく、1988年の首相退任時に枢密顧問官に任命されるとともに、「ラタブルット(国家功労者)」の称号を受けた。1998年から枢密院議長。政財官界や特に軍に極めて強い影響力を持ち、年末年始やタイ正月、自身の誕生日前後には毎年、現役の軍、警察の最高幹部が祝賀に訪れる。これは、軍、警察がプレム議長を通じて国王への忠誠を示す慣行とみられている。結婚したことはなく、最近は公の場に若い男性にエスコートされ登場することがある。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. レクサス『ES』新型、世界初技術「レスポンシブヒドゥンスイッチ」採用…東海理化が開発
  2. 三菱『アウトランダー』に本格オフロード仕様登場か!? トライトン譲りの「レイダー」
  3. 三菱『パジェロ』新型、「マルチメーター」採用へ…走行状況をリアルタイム表示
  4. レクサス『NX』ビッグマイナーチェンジはこうなる…新デザイン採用で商品力を大幅強化か
  5. トヨタ『RAV4ハイブリッド』新型、ケンタッキー工場で生産開始…米国最量販小型SUV
  6. ホンダ『シビックタイプR』受注停止のままモデルチェンジへ、登場は2026年秋か…最終デザイン
  7. 「これ選んどけば間違いない」新型マツダ『ロードスターPS』にファン注目! SNSでは「お買い得」の声も
  8. 三菱『パジェロミニ』を北米投入か? 「ベイビー・パジェロ」は新たな武器になる!
  9. SHOEIヘルメットに一体装着! カルド、新型インカム『PACKTALK-S』発売 6万3800円
  10. 「マジで頭おかしい」「555万でも安い」公道を走れるレーシングバイク、新型ドゥカティ『パニガーレ V4 R』発売にファン驚愕
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 中国勢にも対抗する競争力のあるSDV開発に必要なものとは…アステモサイプレモス 木村篤仁氏[インタビュー]
  2. ボッシュ、ヒューマノイド向け需要拡大でロボティクス事業を強化
  3. アステモが執行役員を解任、「職務遂行の適切性に問題」…子会社社長も交代
  4. SDV時代、進化するアフターマーケットの“今”と“未来”が一堂に…「アウトメカニカ フランクフルト 2026」9月8~12日開催
  5. 7/27申込締切 【激変するインド自動車産業】政策転換とEVシフト、クイックコマースが拓く日本企業の勝機
ランキングをもっと見る