【マツダ アテンザ 発売】エンジン傾け生み出した50mmのスペース…アクセル・ブレーキペダル配置改善

自動車 ニューモデル 新型車
マツダ・アテンザ
マツダ・アテンザ 全 6 枚 拡大写真

新型マツダ『アテンザ』は、デザインや走りだけではなく、安全面においても力を入れて開発された。

同社商品本部 新型アテンザ開発担当主査の梶山浩氏は試乗会場において、マツダの安全の考え方である、マツダプロアクティブセーフティについて、「マツダは人を理解、信頼、尊重する考え方にこだわって、安全性を進化させています。安全に運転するために、認知、判断、操作の各ステップで適切に行動することが重要です」とし、「夜間や悪天候など環境が変化しても、正しい認知、判断をサポートすることで、安全に安心して運転してもらいたいと考えています」という。そして、そのベースにあるものが、最適なドライビングポジションによる視界、視認性などである。

最適なドライビングポジションのために、新型アテンザはエンジンを10度傾けると同時に、従来よりもエンジンとタイヤ位置を50mm前方に移動させることで足元にスペースを生み出した。エンジン搭載位置とタイヤが前方へ移動することにより、ホイールハウスの室内への張り出しが減少。それにより、アクセルペダルをより外側へ移動することが出来たことから、アクセルペダルとブレーキペダルの理想的な間隔を確保できたのだ。

そのアクセルペダルは、「足首の動きと同じ軌跡を描き、疲れにくいオルガン式を採用しています。かかとを常に同じ位置に置くことが可能となり、ドライビング中にアクセルペダルの位置を確実に把握できます」。ドライビングポジションをより理想的な形に近づけ、安全・安心なペダル操作環境を生み出したとしている。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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