日産自動車は1月29日に横浜市のグローバル本社内に開設した事業所内託児施設を公開した。同社では神奈川県厚木市にある2施設に次ぐ3番目となるもので、3歳未満の乳幼児9人を受け入れる。
日産は女性従業員比率を高めるなど多様な人材の活躍を促す「ダイバーシティ」を進めており、従業員の育児や職場復帰を支援する。本社で記者会見した志賀俊之COOはダイバーシティ推進について「多様性を重んじる文化を日産の強みとするため、企業戦略として取り組んでいる」と強調した。
日産の女性管理職比率は6.7%と、日本企業としては高いレベルになっているが、志賀COOは「数値目標を掲げ、経営層も進捗に責任をもつようにした」という。2016年度までの中期経営計画では日本の日産は10%に、グローバルでは現状10%を14%に引き上げるという。