バンコク都知事選、タクシン派候補がやや優勢か

エマージング・マーケット 東南アジア

【タイ】21日に始まったバンコク都知事選(3月3日投票)の立候補受け付けが25日、締め切られた。立候補者の総数は25人で、2月1日までに選挙委員会が資格審査を行う。

 都知事選は野党民主党公認で2期目を目指すスクムパン・ボリパット前都知事(60、写真中央)とタクシン元首相派与党プアタイが擁立したポンサパット・ポンジャルーン前麻薬取締委員会事務局長兼警察副長官(57、写真右)の一騎打ちになるとみられている。タイのメディアは当初、バンコクに強い民主党のスクムパン氏が有利と見ていたが、各種世論調査によると、ポンサパット氏は選挙戦開始早々、スクムパン氏をややリードし、民主党幹部も苦戦を認める事態となっている。

 タイの私立バンコク大学が21―23日に18歳以上のバンコク都民を対象に行なった世論調査(回答者1607人)では、両候補の支持率はポンサパット氏23・9%、スクムパン氏23・6%で、「まだ決めてない」が42・1%だった。

 一方、タイの私立アサンプション大学(ABAC)が22、23日にバンコク都民を対象に実施した世論調査(回答者1766人)では、ポンサパットの支持率が43・6%で、36・6%のスクムパン氏を上回った。

 また、ABACが22―25日にバンコク都民を対象に実施した世論調査(回答者1766人)では、ポンサパット氏支持は男性42・9%、女性40・8%。スクムパン氏支持は男性36%、女性39・2%だった。ポンサパット氏は年齢別で20歳以下と40歳以上、学歴別で高卒以下と院卒以上、職業別で公務員、肉体労働者、主婦・主夫、失業者、月収別で1万500バーツ以下の支持が高かった。スクムパン氏の支持は学歴別で大卒、職業別で民間企業社員、学生、月収別で月収1万5001バーツ以上でポンサパット氏を上回った。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. スクーターに求めるのは日常か、非日常か? “個性つよつよ”な2台、ヤマハ『NMAX155』とホンダ『ADV160』を徹底比較!
  3. かつてのマーチ、日産の新型『マイクラ』が初上陸!? 日本での販売計画は…ジャパンモビリティショー2025
  4. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  5. 話題の日産の新型セダン『N7』がお目見え! 日本導入に期待せざるを得ない…ジャパンモビリティショー2025
  6. MASERATI 111th “永続する美と走り”をいま、あなたの週末へ。PR
  7. まもなく閉幕! レクサス「6輪ミニバン」が首位…ジャパンモビリティショー2025注目記事ベスト5
  8. 『アルファード』への刺客が中国から上陸!? 高級ミニバン『ZEEKR 009』日本での販売に意欲…ジャパンモビリティショー2025
  9. ルノー『クリオ』新型、フランスで受注開始…約350万円から
  10. 三菱自動車、新型EVと『アウトランダー』のオフロード仕様を北米投入へ…2026年度
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る