業績好調なダイハツ、インドネシアで困惑

自動車 ビジネス 企業動向
ダイハツ・アイラ
ダイハツ・アイラ 全 2 枚 拡大写真

ダイハツ工業は1月31日、2013年3月期第3四半期決算を発表した。それによると、通期の見通しが売上高1兆7300億円(前期比6.0%増)、営業利益1300億円(同12.6%増)、当期純利益780億円(同19.7%)と、2期連続の増収、4期連続の営業増益を見込む。

そんな好調なダイハツだが、インドネシアでは頭を抱えている。というのも、インドネシア政府が昨年末までに発表すると見られていた低価格エコカー生産の優遇策が、一向にまとまらないからだ。そのため、「適用第1号車(『アイラ』)」を開発した同社は、大量の予約車を抱え、販売開始でお預けを食らっている格好なのだ。

「まだ下りていない。見通しは全くわかりません。3月になるのか、4月になるのか……。確かに販売にその影響はある。決まらないと、価格決定ができませんから。いまは待ちという形ですが、生産はしています」と入江誠上級執行役員は困惑気味だ。

インドネシアの販売も前期比2ケタ増と好調なのでいいようなものだが、ダイハツとしてはいい加減にしてほしいという心境だろう。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  2. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  3. 日本とは違う『カローラセダン』に「GRスポーツ」が登場、ステアリングもGRがチューニング
  4. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
  5. ホンダ『シビック』の顔が変わる! 英国版のグリルとバンパーが新デザインに
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る