ホンダの岩村哲夫副社長は、アジアでの事業について「確かに北米に次ぐ第2のプロフィットセンターに育ちつつある」との考えを示した。
岩村副社長は1月31日に都内にある本社で開いた決算説明会後、一部報道陣に対し「タイ中心に4輪が伸びてきているし、インドネシアも非常に期待できる。それと2輪については何といってもASEAN。それとインドの今後の伸びということで、アジアを第2のプロフィットセンターとみている」と述べた。
ホンダが同日発表した2012年4~12月期連結決算によるとアジア地域の営業利益は1087億円と全体の26%を占めた上、前年同期実績との比較では80%増と、他の地域を大幅に上回る増益率となった。
一方、中国に関して岩村副社長は「もちろんそれに加えて中国がリカバリーしてくれれば良いが、中国は持ち分(法適用会社)のなので、リカバリーしたからといってそれがフルに我々が享受できるわけではない」とし、中国を除くアジアでも十分利益の源泉になりつつあることを強調した。