ボーイング2012年決算、売上高が過去最高、マックナーニ会長「2013年最初の仕事は787の運航を再開すること」

航空 企業動向
ボーイング 787最終組み立て工場(ボーイング)
ボーイング 787最終組み立て工場(ボーイング) 全 2 枚 拡大写真

ボーイングが発表2012年10-12月期(第4四半期)の連結決算によると売上高は前年同期比14%増の223億0200万ドルと増収となった。

中核営業利益(Non-GAAP)は、主要ビジネスが順調に推移し、特に民間航空機のデリバリー機数が増加したこともあって9%増の18億4100万ドルとなった。

営業利益は同2%増の16億2900万ドル、純利益は同30%減の9億7800万ドルとなった。

2012年通期の売上高は前年比19%増の816億9800万ドルと過去最高となった。600機以上の民間機をデリバリーした。

通年で1140億ドルの新規受注を獲得した。受注残は過去最高の3900億ドルとなっている。中核営業利益は、前年比13%増の72億1000万ドルだった。営業利益は同8%増の63億1100万ドル、純利益は同3%減の39億ドルとなった。

2013年の見通しは、787の影響を除いて1株当たりの中核利益前年比5%増の6.10ドル~6.30ドルを予測。売上高は820~850億ドルを見込んでいる。

民間航空機部門の2013年度の予想デリバリー機数は約635~645機で、このうち787型機は60機以上を予定している。同部門の予想売上高は510億~530億ドル。

バッテリーなどのトラブルが問題となっているボーイング787の出荷停止が長期化した場合、業績に大きく影響する見通し。

ボーイングのジム・マックナーニ会長・社長兼CEOは「ボーイングにとって2013年の初仕事は、787型機のバッテリーの問題を解決し、航空会社と協力して1日も早く運航を再開すること。同時に、民間航空機の製造率アップ、開発中の各プログラムの進捗、米国内外の防衛・宇宙分野の中核や関連ビジネスの継続的成長に向けても引き続き注力していく」とコメントした。

《レスポンス編集部》

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