JR東日本旅客鉄道・長野支社は、新駅ビル開発について発表した。新幹線金沢延伸や長野市が進める善光寺駅口広場整備に合わせて、駅を中心とした魅力あるまちづくりを目指すという。
新駅ビルは、地上3階建て、延床面積9600平方メートル。地上4階建ての約310台収容の駐車場も同時に新設する。駅周辺の回遊性の向上を目的として、新駅ビルと長野市の歩行デッキ、既存駅ビル「MIDORI長野店」と「ホテルメトロポリタン長野」の接続を図る。
外観は、格子をモチーフにしたデザインとするなど、長野市が設置する、ひさし・列柱と調和するように配慮している。
ビル内には、地域情報発信や地域住民の利用を想定した、多目的のコミュニティスペースを設置したり、駅前交番、公衆トイレを1階に配置する等、公共機能の確保にも努めるという。自由通路上に設置されるエントランスは、吹き抜け空間となる。
4月より本体工事に着工し、2014年秋に一部オープン、そして2015年3月の全面オープンを予定している。