米国運輸安全委員会、JAL運航787バッテリーに異常見つからず

航空 行政
米国運輸安全委員会、787バッテリー調査
米国運輸安全委員会、787バッテリー調査 全 2 枚 拡大写真

米国運輸安全委員会(NTSB)は、ボストンの空港で発火した日本航空(JAL)が運航するボーイング『787』のバッテリーを調査した結果、異常が見付からなかったとの途中調査結果を公表した。

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JALが運航する787型機はGSユアサが製造したリチウムイオン電池が発火した。このバッテリーは8個のセルで構成しており、セルは全て2012年7月に同じ製造ロットで生産、昨年9月に組み立て、10月15日に787機に搭載され、10月19日に充電した。

NTSBでは、このバッテリーと正常品について米国海軍の研究センターで電気測定、質量測定、各セルの赤外線撮影による解析などを行ったものの、異常は見付からなかった。バッテリーの専門家も加わっており、現在はセルの内部の状態を調べるため、CTスキャンの検査も行っている。

NTSBは今週からセルの抵抗やショートについて詳細を調べる「ソフト・ショート」テストを開始する。また、バッテリー接触機のメーカーであるタレスに調査官を派遣する予定。

《レスポンス編集部》

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