大日本印刷、マレーシアにフォトプリント記録材工場

エマージング・マーケット 東南アジア

【マレーシア】大日本印刷は4日、フォトプリントなどに用いられる昇華型熱転写記録材の新工場をマレーシアのジョホール州パシルグダン工業団地に開設すると発表した。2013年9月竣工の予定。投資額は約50億円。

 昇華型熱転写記録材は熱転写プリント方式でデジタルカメラの画像などをプリントする際に使用される部材で、インクリボンと専用の受像紙で構成される。インクリボンの染料が画像の濃度に合わせて受像紙に転写されるため、滑らかな階調が得られ、銀塩写真と同等の高品位な写真プリントが可能。また、高い耐久性を持ち、高速プリントが可能なことから、写真プリント用キオスク端末や証明写真などの業務用写真プリンターを中心に利用が拡大している。東南アジアの新興国では行政に提出する書類に証明写真を貼付する必要があるため、フォトプリントのニーズがひときわ高い。

《編集部》

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