マレーシア半導体製造のシルテラが経営不振 事業提携を模索か

エマージング・マーケット 東南アジア
シルテラの社屋
シルテラの社屋 全 1 枚 拡大写真

マレーシアの半導体メーカー、シルテラが経営不振に陥っている。

シルテラは半導体工場を1箇所しか所有しておらず、8インチのウエハーの生産能力は月間に4万枚にとどまっている。手持ち資金はマイナス34億リンギとなっているという。

シルテラの前身であるウエハー・テクノロジー(マレーシア)は1995年に設立され、1999年に社名をシルテラ・マレーシアに変更した。拠点をケダ州クリムに置き、1,200人の技術者を雇用している。製品は台湾や中国、米国に輸出しておりこれらの国には支社も開設している。国営投資会社カザナ・ナショナルがシルテラを完全に所有しており、これまでに10億リンギを投資した。

カザナ・ナショナルのアズマン・モクタル社長によると、半導体メーカーはスケールメリットを実現するためには15−20カ所の製造拠点を持つことが必要で、1カ所の工場には20−30億米ドルの建設コストがかかる。そのため、手持ち資金が潤沢であることが事業成功に必要だ。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  2. 注目の125ccスクーター2台をガチンコ比較!「静粛」のアクシスZか?「快活」のアドレス125か?
  3. 驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
  4. 21世紀史上最高の快音マシン “レクサス LFA”が復活!V12のF1エンジンを搭載したF50も登場、ホットウィールの新製品が熱すぎるPR
  5. 三菱『デリカD:5』18年目の大幅改良で「原点回帰」、期待されるフルモデルチェンジは? 開発責任者「デリカを終わらせてはいけない」
  6. ホンダ WN7 が初の国産EV白バイに! 2026年1月の箱根駅伝でデビュー
  7. 三菱『デリカD:5』新型発売、価格は451万円から…SUVとミニバンが融合「三菱らしさ」武器に
  8. 日産、NISMO特別モデルと フェアレディZ 改良新型を発表へ…東京オートサロン2026
  9. マツダ CX-5 新型、最高評価の5つ星獲得…ユーロNCAP
  10. トヨタ『RAV4』新型、KINTOでサブスク取り扱い開始…月額3万8390円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る