アメリカ海軍は2月5日、沿岸戦闘艦(LCS)、ミルウォーキーにロールス・ロイス社の新型ウォーター・ジェットを搭載することを発表した。
マサチューセッツ州のウォルポールにあるロールス・ロイスのナーバル・マリーンによって開発された新型軸流ウォーター・ジェットMk-1は、毎分およそ50万ガロンの海水を動かし、既存の商用ウォーター・ジェットを超える推進力を提供する。4機の新型ウォーター・ジェットは、LCSに40ノットを超える推進力を与えることになる。
沿岸をハイスピードで航行するLCSにとって、ウォーター・ジェットは舵やプロペラの損傷を食い止める有効な手段となり得る。より小さく効果的なウォーター・ジェットは、圧力の変化がプロペラのような回転する機械に気泡を生成する空洞現象(キャビテーション)に起因するメンテナンス頻度を抑制できると研究者は考えている。ウォーター・ジェットの新しいデザインはこの修理の間隔を延長することができる。
ミルウォーキーのウォーター・ジェットの全面的な海上試験は次の24ヶ月以内に行われる予定である。