ぶらぶらバンコック滞在記(22) ドムアン空港は安くない(2012年11月5日)
エマージング・マーケット
東南アジア

ビエンチャン訪問を終え、バスで国境を越え、ウドンタニへ行った。バスターミナルの直ぐ近くにセントラルのショッピングモールが見える。ビエンチャンの人々がここまで買い物に来るらしい。時間が無いのでトゥクトゥクで空港へ。20分、80バーツ。ウドンタニ空港には無料Wifiエリアもあり、なかなか好ましい。
エアアジアでバンコックへ。10月からエアアジアはスワナンプーンからドムアンへ使用空港が移った。ドムアン空港は以前バンコックに来るたびに使った懐かしの空港。基本的にLCCはドムアンに集結させたわけだが。
国内線で預け荷物もなく、あっと言う間に外へ出た。そこにはタクシーを待つ長蛇の列。昔ドムアンには空港から市内へのバスが走っていたが、今はない。バスはスワナンプーンへのシャトルバスだけだろうか。外の公道へ出れば市内行きの路線バスはあるだろうが、夜も8時で暗く、字も読めないのでタクシーを待つ。因みにバンコック行きの鉄道もあるが、いつ来るか分からないし。
そしてようやく列がカウンターに着き、宿泊先を告げる。4つのタクシー乗り場があるが、各場所に仕切り人がいて、タクシーを指定して客を乗せる。だが、この仕切りが悪い。寧ろ人がいない方がスムーズに乗れる感じだ。
タクシーに乗り込むと運転手が「場所が分からない」というジェスチャーをして聞きまわる。ようやく「分かった」というポーズをして車を動かそうとするが、周囲の車が動かずに進めない。何とか車は空港を出たが30分ぐらいして全然違う場所に向かっていることを知る。「ここじゃなかったのか」と運転手。そして再度名刺を出し、宿泊先を告げると「なんだそうか」と頭を搔きながら、運転する。彼は完全に故意に演技していた。そこからは実にスムーズに宿泊先に着いた。人のよさそうな顔をした人だったのに。
ドムアンからはメタ―+50バーツが原則。この50バーツは遠回り代として支払わなかった。運転手は一瞬怒る振りをしたが、そのまま行ってしまった。これでも支払過ぎたのかもしれない。
格安航空会社が集まるドムアンで、空港を出ると安い交通手段がないとはどういうことだ。懐かしのドムアン空港の思い出は急速に色褪せた。
《須賀 努》
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