国土交通省が発表した10月の航空輸送統計速報によると国内定期航空の旅客輸送人員は、前年同期比5.4%増の790万9000人となった。
人キロベースは同6.1%増の71億8335万5000人キロとなった。座席利用率は67.8%となった。
幹線では関西~千歳などが好調だったほか、ローカル線が全体的に順調だった。
貨物輸送量は同1.0%増の7万9671トン、トンキロベースでは同1.9%増の8325万1000トンキロだった。重量利用率は41.0%だった。
国際航空輸送の旅客輸送人員は同2.2%増の110万2000人となった。人キロベースは同8.8%増の51億0671万人キロ、座席利用率は74.4%だった。
尖閣諸島問題で中国方面の旅客人数が同29.1%減と落ち込んだものの、米国方面、欧州方面が好調で全体をカバーした。
貨物輸送量はトンベースで同11.1%増の9万8968トン、トンキロベースでは同9.2%増の5億2057万2000トンキロとなった。重量利用率は70.1%だった。