スズキ鈴木副社長、中国新工場「本当に稼働させる必要があるか見極めたい」

自動車 ビジネス 海外マーケット
スズキ・鈴木俊宏副社長
スズキ・鈴木俊宏副社長 全 2 枚 拡大写真
スズキの鈴木俊宏副社長は2月7日に都内で開いた決算会見で、中国・重慶市に建設中の四輪車工場に関し「需要の回復等みながら、本当に稼働させる必要があるのか見極めたい」との考えを示した。

同工場は、現地合弁会社である重慶長安鈴木の第2工場として2012年4月に着工、当初は2013年12月から稼働を計画していた。しかし整地作業の遅れから、昨年11月の時点で稼働開始時期が遅れるとの見通しを示していた。それに加えて今回は、尖閣諸島問題などで販売が落ち込んでいることから、さらに先送りされることになりそうだ。

また鈴木副社長は「中国については今後大きな投資は今のところ考えていない」とも述べた。ただ第2工場については「基本的に投資すべきものはしたので、順次設備は導入される。しかし造ってしまったから動かすということではなくて、需要の動向をみながら一部稼働させる部分もあるかもしれないし、それは動向を見ながら判断していきたい」と語った。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  5. メルセデスベンツ、3年間で40車種以上投入へ…次期『Cクラス』は2026年春生産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る