【ジュネーブモーターショー13】BMW、i3 コンセプトクーペ を欧州初公開…PHVも設定へ

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BMW i3コンセプトクーペ(ロサンゼルスモーターショー12)
BMW i3コンセプトクーペ(ロサンゼルスモーターショー12) 全 5 枚 拡大写真
BMWが電動化技術に特化して立ち上げた新ブランド、「i」の最新コンセプトカー、『i3コンセプトクーペ』。EVの同車に、プラグインハイブリッド車(PHV)も設定されることが判明した。

これは2月7日、BMWが明らかにしたもの。i3コンセプトクーペを3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー13で欧州プレミアすると発表すると同時に、「EVとは別のパワーオプションを設定する」と公表している。

i3コンセプトクーペは2012年11月、ロサンゼルスモーターショー12で初公開。iブランドからは、2013年に小型EVの『i3』、2014年にプラグインハイブリッドスポーツカーの『i8』が発売されることが決定しているが、i3コンセプトクーペは、iブランドの第3弾モデルを示唆した1台だ。

そのデザインは、車名が示す通り、『i3コンセプト』のクーペ版。5ドアハッチバックのi3に対して、i3コンセプトクーペでは後部のドアをなくし、軽快な雰囲気を持たせた。リアサイドのガラスの処理には、ユニークな発想を表現する。

パワートレインは、i3コンセプト同様、EV。モーターは最大出力170ps、最大トルク25.5kgmを発生する。シングルスピードのトランスミッションを介して、後輪を駆動。二次電池は、リチウムイオンバッテリーを積む。

今回BMWは、i3コンセプトクーペにPHVも設定すると発表。その考え方は、発電専用のエンジンを搭載した、いわゆる「レンジエクステンダー」だ。

レンジエクステンダーとは、基本をモーターで走行するEVとし、バッテリー残量が少なくなると、発電専用のエンジンを始動。ジェネレーターを回してモーターに電力を供給するとともに、バッテリーを充電する、これにより、航続距離を伸ばす仕組み。

BMWは、i3コンセプトクーペに用意するレンジエクステンダー型のPHVの詳細を公表していない。ただし、「航続距離は最大で300km程度」と説明し、実用性の高さをアピールしている。

《森脇稔》

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