リニアテクノロジー、アイドリングストップシステム向けDC/DCコントローラを発売

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LTC3859AL・標準的性能特性
LTC3859AL・標準的性能特性 全 2 枚 拡大写真

リニアテクノロジーは、自動車のコールドクランク時にすべての出力電圧を安定化状態に保つ、トリプル出力(降圧、降圧、昇圧)、低静止電流の同期整流式DC/DCコントローラ「LTC3859AL」の販売を開始した。

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LTC3859ALは 38ピンSSOPパッケージまたは38ピン5mmx7mm QFNパッケージで供給。4種類の温度グレードがあり、温度拡張グレードとインダストリアル・グレードは-40度〜+125度、高温車載グレードは-40度〜+150度、ミリタリ・グレードは-55度〜+150度の動作温度範囲で仕様が規定されている。1000個時の参考単価は4.76米ドル(約440円)から。

12Vのカーバッテリはエンジンの再始動時またはコールドクランク時に4V未満まで振れてしまうことがあり、インフォテインメント・システムを始めとする動作電圧が5V以上の電子機器はリセットされる恐れがある。LTC3859ALの高効率の同期整流式昇圧コンバータは、出力を2個の降圧コンバータに給電することで、カーバッテリの電圧が降下した際の出力電圧のドロップアウトを防ぐ。同機能は、アイドリングストップシステムにおいて有用となる。

《纐纈敏也@DAYS》

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