フォルクスワーゲングループは2月12日、1月のフォルクスワーゲンブランド(乗用車)の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は49万1900台。前年同月比は17.4%増と、4か月連続で2桁増を記録した。
市場別販売は、最大市場の中国(香港を含む)が前年同月比47%増の23万5000台。中国を含めたアジア太平洋地域では、43.7%増の25万1000台以上を売り上げる。
また北米は、前年同月比10.6%増の4万3800台。このうち米国は、北米専用セダンの新型『パサート』の好調により、6.7%増の2万9000台以上を販売した。
引き続き好調なのが、ロシア。1月実績は、前年同月比7.2%増の1万台。一方、信用不安が続く欧州は、前年同月比6.8%減の11万6900台にとどまった。地元ドイツも3.9%減の3万8100台と、前年実績を下回る。
フォルクスワーゲングループのクリスティアン・クリングラー営業担当取締役は、「欧州の一部市場では困難な状況が続いているが、2013年も満足できるスタートを切った」と述べている。