電子地図市場、車載向けは微減推移…矢野経済調べ

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パナソニック・ストラーダSシリーズ(参考画像)
パナソニック・ストラーダSシリーズ(参考画像) 全 3 枚 拡大写真
矢野経済研究所は、国内デジタル地図DB(電子地図)市場に関する調査を実施し、その結果を公表した。

調査は2012年7月から12月の期間、デジタル地図DBベンダ、GIS(地理情報システム)エンジンベンダ、スマートフォン/携帯電話向け位置情報/地図情報活用サービスベンダを対象に、同社専門研究員による直接面接取材、電話・電子メールによるヒアリング、文献調査等を併用して行った。

調査結果によると、2012年度のデジタル地図DB市場規模(ベンダ出荷額ベース)は、536億円と前年度比で横ばいになると予測。カーナビ/PND分野が微減推移、GIS分野がほぼ横ばい推移のなか、Web/ケータイサイト向け配信やデータ提供分野は同市場で大幅に成長をし、今後の牽引役になるとしている。

車載分野では、カーナビ市場が横ばいとなり、またPND市場も縮小しているため、2012年度200億円、2013年度190億円と微減推移していくものと予測。一方で車載用途として将来的には「走行制御系地図システム」が新市場を形成していくと分析している。

Webサイト/ケータイサイト向け配信・データ提供分野向けデジタル地図DB市場は、拡大傾向で推移しており、2012年度の市場規模は前年度比11.4%増の155億円が見込まれ、2013年度は同16.8%増の181億円と予測。同分野は今後最も成長が期待され、市場全体を牽引するものとみている。

《纐纈敏也@DAYS》

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