フランスの自動車大手、ルノーは2月6日、『セニック』と『グランセニック』に関して、大幅改良モデルの概要を明らかにした。実車は3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー13で初公開される。
初代は『メガーヌセニック』として、1996年に発表。『メガーヌ』のシャシーをベースに開発した2列シート5名乗りのミニバンは、欧州メーカー初の小型MPVとして大ヒットした。1998年には、日本上陸も果たす。
2003年デビューの2代目は、セニックにネーミングを変更。同時に、ボディを伸ばして3列シート7名乗りとしたグランセニックが、新シリーズとして設定された。2009年3月のジュネーブモーターショー09では、3代目がデビュー。セニックは、2列シート5名乗りだけの設定。3列シートの7名乗りは、グランセニックに用意される。
今回、ルノーは、現行型のデビューから3年を経て、セニックとグランセニックに初の大幅改良を実施。そのハイライトは、一新されたフロントマスク。新型『クリオ』(日本名:『ルーテシア』)と共通イメージになり、新しいルノーのアイデンティティを主張する。
メカニズム面では、3種類の新エンジンを投入。中でも、「TCe 130」と呼ばれる新型1.3リットルエンジンは、ルノーによると、燃費やCO2排出量などの環境性能を、旧1.3リットル比で最大15%改善しているという。