【ジュネーブモーターショー13】マクラーレンの新型スーパーカー、P1…916psのハイブリッド搭載

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マクラーレンP1の開発プロトタイプ
マクラーレンP1の開発プロトタイプ 全 2 枚 拡大写真

英国のマクラーレンオートモーティブが3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー13で初公開する新型スーパーカー、『P1』の市販モデル。同車のパワートレインの詳細が判明した。

画像:マクラーレンP1の開発プロトタイプ

マクラーレンP1は『MP4-12C』の上に位置する2シーターミッドシップの新型スーパーカー。1990年代に一世を風靡した、マクラーレン『F1』の後継車の役割も与えられる。

シャシーはカーボン製のモノコックで、MP4-12C と基本を共用する3.8リットルV型8気筒ツインターボエンジンを、ミッドシップに搭載。今回、このパワートレインの内容が明らかになった。

マクラーレンオートモーティブによると、P1の3.8リットルV型8気筒ツインターボエンジンは、最大出力737ps/7500rpm、最大トルク73.4kgm/4000rpmを発生。MP4-12Cの625ps/7500rpm、61.2kgm/3000‐7000rpmに対して、大幅に強化される。

さらにP1には、IPAS(インスタント・パワー・アシスト・システム)を採用。これはF1マシンの運動エネルギー回生システム、KERS(キネティック・エネルギーリカバリー・システム)のノウハウを反映したアイデアで、ハイブリッドの1種だ。

P1では、エンジンに直結する形で、軽量なモーターをレイアウト。このモーターは、最大出力179ps、最大トルク26.5kgmを引き出す。エンジンとモーターを合せたトータル出力は、最大出力916ps、最大トルク91.8kgm。ステアリングホイールのスイッチを操作すれば、このモーターが加速時などに、エンジンのパワーをアシストする。

さらにP1には、「Eモード」も採用。マクラーレンオートモーティブは、「およそ10kmを、EVのようにゼロエミッション走行できる」と説明する。バッテリーは外部充電にも対応しており、充電は2時間で完了するという。

《森脇稔》

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