伊藤忠商事は2月25日、ヤナセの株式を公開買付け(TOB)を行うと発表した。
伊藤忠商事はヤナセの22.04%を所有する筆頭株主。今回、持ち株比率9位の清水建設が保有する3.67%の株式すべてを買い取ることを目的にTOBを実施する。なお、伊藤忠商事は、清水建設との間で、公開買付応募契約を締結。清水建設所有株式を公開買付けに応募することで合意している。
TOB価格は1株あたり399円、買付予定の株券数は、下限・上限ともに、清水建設保有数と同数の173万6000株。下限に満たない場合は
応募株券等の全部の買付けを行わない。上限を超える場合は、超える部分の全部または一部の買付けは行わない。期間は2月26日から3月26日までの20営業日で、買付代金は6億9266万4000円。
今回のTOBにより、伊藤忠商事の持分比率は25.72%となる。同社は、ヤナセの経営に資本・業務の両面からサポート、事業および収益の拡大を図る。