田中貴金属、燃料電池用触媒の専用工場を建設

自動車 ビジネス 企業動向
専用工場のイメージパース
専用工場のイメージパース 全 2 枚 拡大写真

TANAKAホールディングスは、グループ会社の田中貴金属工業が、湘南工場敷地内に、燃料電池用触媒の専用工場を建設すると発表した。

湘南工場内に延べ床面積1000平方メートルの専用工場を新設し、現在、平塚テクニカルセンターにある燃料電池用触媒の研究開発や製品検査、出荷の機能と、湘南工場にある製造の機能を、専用工場内に移転統合する。これにより、燃料電池用触媒の開発と製造体制を強化。加えて、今後見込まれる触媒の需要増に合わせて工場を増設するためのマザー工場に位置付けることで、生産能力の増強に迅速かつ柔軟に対応する。

投資金額は約10億円。専用工場は2013年3月に竣工予定で、順次機能を移転し、同年10月に本格稼働する予定。

専用工場では、燃料電池自動車(FCV)や家庭用燃料電池「エネファーム」などのコージェネ分散型電源(熱電併給)に使用される固体高分子形燃料電池(PEFC)の電極触媒を開発・製造する。PEFCは小型軽量で高出力を発揮でき、水素と酸素の化学反応を利用した地球に優しい、新しいエネルギー技術として利用が期待されている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
  4. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る