ヤマハ発動機は、高い走行性能と快適性、釣り機能性を併せ持つフィッシングボート「YF-24」に200馬力の4ストローク船外機のニューモデル「F200F」搭載し、4月1日から発売する。
「YF-24」は2011年に発売して以来、高い釣り機能性や乗り心地、マリーナなどでの保管・係留費用を考慮し、船外機を含めた全長を8m未満としたことなどが高く評価され、フィッシングボートラインナップの中核となっている。
今回発売する「YF-24 F200」は、高レベルの軽量・コンパクト化を実現した新開発の4ストローク船外機「F200F」を搭載し、スピード性能を大幅に向上した。
エンジン状態、航走状態、警報や点検メッセージなど多様な情報をメーターに表示するとともに、使いやすさを向上させたコマンドリンクシステムを採用した。オプションの取り外し式ベンチシートに背もたれを追加し、安心感を高めたほか、イケス開口部のスケールを拡大し、使いやすさの向上を図った。
艇体には、リバースチャイン(幅広で下向きの角度をつけたチャイン形状)とサイドスポンソンなどを組み合わせた独自の「A.R.B.」や、専用の「W.T.B.」を採用することで乗り心地、釣りのしやすさを追求した。個性的なデザインのスクエアバウを採用し、バウデッキの有効面積を拡大、釣りやすさを向上させたほか、大きなバウフレア(船首部の広がり)により、波落とし効果を大幅に向上させた。
全周で釣りが楽しめるウォークアラウンドタイプのデッキレイアウトを採用しており、一定のブルワーク高さを確保、立ち姿勢での釣りや、前後デッキ間の移動時などに安定感、安心感を確保した。
機能的に配置されたコクピットには、10インチのGPS魚探、7インチのレーダーなど大型の航海計器を設置可能なスペースを確保している。キャビンを始め、キャビンフロアー下やスターンデッキなど各所に収納スペースを配置した。更にスターンレールやオフセットスパンカーなど、釣り機能性を高めるオプションも用意する。
販売目標は年間60隻。価格は523万2581円。