トヨタ自動車の小木曽聡常務理事は、ヤマト運輸および日野自動車と共同で実施する電動小型トラックの実証運行について「商用は意外とEV(電気自動車)と相性が良い領域がある」との考えを示した。
小木曽常務理事は3月1日都内で開いた3社共同会見後、一部報道陣に対し「(配送で)実際に使う距離が20~50kmで十分ということになれば、EVの一番の弱点である航続距離が短いというハンディキャップがなりにくくなるので、小型商用の分野でEVに置き換わる可能性が結構ある」と述べた。
さらに「トヨタは、EVは用途に合わせたところに当てはめていくのが今は良いかなと考えている。もちろん将来に向けては次世代の電池を一所懸命開発しているので、すごく良いものができれば、その可能性広がっていくと思うが、今はこういった用途が非常に合っているかなと思っている」とも語った。