【ジュネーブモーターショー13】VW、111km/リットルの超低燃費PHVを世界発公開

自動車 ニューモデル モーターショー
VW XL1(ジュネーブモーターショー13)
VW XL1(ジュネーブモーターショー13) 全 15 枚 拡大写真

フォルクスワーゲンAGは、3月5日から開催されているジュネーブモーターショーで、プロダクションモデル『XL1』を世界初公開した。

XL1は、フォルクスワーゲンの1Lカープロジェクトにおける3世代目のモデル。2001年、当時のフェルディナンド・ピエヒ会長が、日常の使用に耐える実用性を備え、100km走行あたり1リットルの燃料しか消費しないクルマを市場に導入するという目標を定めた。今回公開したXL1は、その目標を現実化したもの。

XL1は、2気筒TDI(ディーゼル)エンジン(48ps)と電気モーター(27ps)を組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを採用。また、カーボンファイバー レインフォースド ポリマーをボディに採用。車重を795kgに抑え、111.11km/リットル(0.9リットル/100km)と驚異的な燃費を叩き出す。トランスミッションは7速DSG、0-100km/h加速は12.7秒、最高速160km/hの動力性能を持つほか、EVモードで最大50km走行することができる。

高い燃費効率にもかかわらず、XL1は実用性に優れたボディレイアウトを生み出すことに成功。前世代1Lカーの『L1』では、エアロダイナミクスを優先。ドライバーともう1人の乗員はタンデム(前後)に座るという設計だった。しかし、今回発表したXL1では、座席が若干前後しているものの、一般的なクルマと同様、左右並んで座るようになっている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  2. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  3. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  4. アプリリア、“鈴鹿未体験”のオールイタリアンチームで3年ぶりの8耐表彰台
  5. バイクの外観を損ねない!超強力マグネットのスマホホルダー「フリークマウント2.0」に新色5色
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る