米誌フォーブスの長者番付 タイから倍増、10人

エマージング・マーケット 東南アジア
フォーブスの長者番付で2位となったビル・ゲイツ氏
フォーブスの長者番付で2位となったビル・ゲイツ氏 全 4 枚 拡大写真

【タイ】米経済誌フォーブスがまとめた2013年版の世界長者番付によると、10億ドル以上の資産を持つ富豪は前年から210人増え、過去最高の1426人だった。国・地域別で最も多かったのは米国で442人、2位は中国で122人。日本は22人だった。タイからは前年の倍の10人がランクインした。

 資産1位は通信・メディア事業を展開するメキシコのカルロス・スリム氏(73)で730億ドル。2位は米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏(57)で670億ドル。3位はスペインのファッションブランド「ZARA」創業者のアマンシオ・オルテガ氏(76)で570億ドル。

〈長者番付に載ったタイの富豪〉
58位:大手財閥CPグループのタニン・ジアラワノン(謝国民)氏(73)。143億ドル。

82位:アルコール飲料大手タイビバレッジ、不動産大手TCCランドなどを所有するジャルーン・シリワタナパクディー(蘇旭明)氏(68、下写真中央)。117億ドル。

736位:住宅開発大手プルクサー・リアルエステートのトーンマー・ウィジットポンパン氏(54、下写真中央)。20億ドル。

785位:テレビ局チャンネル7を運営するバンコク・ブロードキャスティング&TV、アユタヤ銀行、セメント大手サイアム・シティ・セメントなどに出資するクリット・ラタナラック氏(66)。19・5億ドル。

825位:私立病院大手バンコク・ドゥシット・メディカル・サービス(BGH)のプラサート・プラサートーンオーソト氏(79)。18・5億ドル。

882位:タクシン・チナワット元首相(63)とその家族。17億ドル。

1031位:保険会社タイ・ライフ・インシュアランスのワニット・チャイヤワン氏。14億ドル。

1107位:バンコク高架電車BTSの持ち株会社BTSグループ・ホールディングス会長兼最高経営責任者(CEO)のキーリー・カーンジャナパート氏(63)。13億ドル。

1107位:ポリエステルメーカー、インドラマ・ベンチャーズ最高経営責任者(CEO)のアーロク・ローヒヤ(54)。13億ドル。

1268位:タクシン元首相の元弁護士で、BGHなどに出資する投資家のウィチャイ・トーンテーン氏(66)。11億ドル。

(この番付には含まれていないが、フォーブスによると、タイのプミポン国王(85)の推定資産は2011年時点で300億ドルを超える)

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. ホンダ『CB1000F SE コンセプト』を世界初披露! カウルが付いてネオレトロ感アップ、MSショーからの変更点もチェック!
  5. 自動車購入の落とし穴! 公取協・公取委の警告から学ぶ
  6. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  7. ジープの小型SUV『アベンジャー』、発売2年で20万台受注…電動車比率は66%に
  8. 新型ドゥカティ『パニガーレV2S』日本上陸に「スイングアームアームすげー」「日本じゃ全力は使えない」など驚きの声
  9. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  10. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る