住友商事、ブラジル現地企業と化粧品原料フォーミュレーター事業を展開

エマージング・マーケット 中南米
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住友商事、米国住友商事、ブラジル住友商事(以下、「住友商事グループ」)とブラジルのCOSMOTEC ESPECIALIDADES QUIMICAS LTDA.(以下、コスモテック)は3月7日、共同で化粧品原料フォーミュレーター事業を行うことに合意したと発表した。

化粧品原料フォーミュレーター事業は、化粧品原料中の「高機能素材商品」をラインナップするなどし化粧品メーカーへ提供する企業。今後、大手化粧品原料・ペット用品販売会社のコスモテックは同事業を分社化して新会社を設立し、住友商事グループはその会社に81%出資する。

ブラジル化粧品市場は、2012年に480億ドルで日本を抜き世界第2位の規模となった。さらに2016年には米国を抜き世界一になると見込まれおり、最近では欧米系マルチナショナル化粧品メーカーも進出を加速させている。

コスモテックは1987年に設立され、ヘアケア用途を中心にブラジル大手化粧品メーカーへの原料販売や開発した処方の提供をしている。創業以来、市場の成長とともに業績を拡大してきたが、市場のグローバル化が進むなか、住友商事グループと共同で事業拡大に取り組むことになった。

今後、ブラジルを中心に南米地域にて化粧品の研究開発や製造が拡大し、化粧品の機能が高度化していく過程において、米国と同様に、処方サービスや高機能素材の需要増加が見込まれる。

新会社は、処方および商品の開発で住友商事グループの子会社である米国化粧品原料フォーミュレーターPresperse Corporation(以下、「プレスパース」)との連携や、住友商事グループのグローバル調達力を活かして、顧客サービスを強化していく。さらに、プレスパースとその既存顧客の南米展開支援も共同で行い、5年後には売上5億ドルを目指す。

《久保田雄城》

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