楽天と宅配サービスのエコ配は、資本・業務提携を行い、楽天がエコ配の株式15%を取得するとともに、東京都内の楽天の配送サービスにおいて一部協業を開始したと発表した。
楽天では、「楽天市場」の出店店舗向けの物流・在庫管理・出荷等、ロジスティクス分野における支援を強化するため、2010年に物流子会社である楽天物流を設立。B2B2Cマーケットプレイスに最適な全国規模での物流ネットワークの整備を進めてきた。
一方、エコ配は、リヤカー付自転車や電気自動車など、温暖化ガス排出を徹底的に抑えた低価格の配送サービスを展開。東京・名古屋・大阪の三大都市圏において30を超える配送拠点のネットワーク体制で運営し、主要都市間での翌日配送が可能となっている。顧客数は約10万社、月間取扱荷物数も100万個を突破している。
今回、楽天によるエコ配への出資に伴い、第一弾として、「楽天マート」の東京における配送体制の強化のための協業を開始。加えて、エコ配が強みを持つ事業者向け集配サービスにおいても協力して取り組み、エコ配が事業を展開する他の大都市圏における連携も検討していく。
楽天は今後もさまざまな物流会社との連携によって、全国規模での物流ネットワークの整備を図る。