マツダは、ケダ州クリムにあるイノコムの工場に1億リンギを投資しており、4月に低燃費自動車(EEV)の国内組立生産(CKD)を開始する。
7日から3日間クアラルンプールで開催された国際自動車産業見本市に出席したマレーシア自動車研究所(MAI)のマダニ・サハリ最高経営責任者(CEO)が明らかにした。マツダが工場で生産する自動車は「SKYACTIV技術」を初めて全面搭載した車種となる。コスト削減を図り部品の50%を国内で調達する予定だ。今年生産するのは1車種で、来年は2車種にする計画だという。
マダニCEOはマレーシアでは2020年までに約200万台の電気自動車やハイブリッド自動車が出回るとの見解を示した。アジア太平洋内での電気自動車の販売台数は、向こう5年で140万台となると予想されているとコメント。プロトンが向こう2年でEEVの生産を開始することから、マレーシアでは国産のEEV車の購入も可能になると述べた。