ZMPは、車両の挙動・傾斜・位置・環境を同時計測可能なセンサパッケージ「ZMP CarSensingデータロガーパッケージ」の販売を開始した。
パッケージは、 加速度・ジャイロ・地磁気センサを搭載したモーションセンサモジュール「ZMP IMU-Z2」、 高精度2軸傾斜センサモジュール「ZMP Inclinometer-Z」、GPS・気圧・温度・湿度センサを搭載したポジションセンサモジュール「ZMP Position-Z」、データロガー「GL1000(ベクター・ジャパン社)」で構成。車両に搭載することにより、車両の挙動情報と周囲の環境情報を同時に計測し、データロガーにて集録することができる。
自動車や次世代モビリティなどの研究開発では、車両の各種データを計測する必要があるが、異なるメーカーのセンサを別々のラインで記録すると、データの同期作業に手間がかかる。今回発売するセンサパッケージを用いることで、絶対位置情報としてGPS、車両の挙動情報として加速度(3軸)・ジャイロ(3軸)・地磁気(3軸)、傾斜(2軸)、周囲の環境情報として、気圧・温度・湿度の情報を、同時に同じラインで記録が可能。異なる時系列(タイムスタンプ)とともに得られる複数のデータ列の同期を取る作業が不要となるため、データ処理時間を大幅に短縮する。
価格は一般70万5800円、アカデミック55万5800円。