ヤマハ、電動アシスト自転車「2015年に国内シェア30%以上狙う」

自動車 ビジネス 企業動向
ヤマハ発動機 電動アシスト自転車2013年モデル説明会
ヤマハ発動機 電動アシスト自転車2013年モデル説明会 全 6 枚 拡大写真

ヤマハ発動機の森本実SPV事業部事業部長は3月14日都内で会見し、国内の電動アシスト自転車市場で「2015年に完成車販売シェア30%以上、(他社への)ドライブユニット供給数を含めた総数ではシェア50%以上を狙っていきたい」との目標を示した。

森本部長は「2012年の国内総需要は38万6000台で、このうちヤマハのシェアは約27%」とした上で、「たった3%ではあるが、最近、中国製の廉価商品が出始めている。新しいライバルが増えつつあり、これらと戦っていかなければいかない。我々としては付加価値をどんどん高めて適切な価格で提供していくが、30%の大台に乗せていくにはある意味、向かい風に向かっていくことになる」と述べた。

また森本部長は「海外では伸びている欧州市場に再び挑戦し、2015年にはヤマハPASシステムの供給で10万台の販売を目指したい」とも語った。

「欧州での拡販を実現するために(昨年提携した)台湾のジャイアント・エレクトリック・ビークル社に続いて、欧州の主要市場ドイツの自転車トップメーカーのひとつヴィノラ社、さらに今後市場拡大が期待されるフランス、ベルギーなどをカバーするサイクルビジョン社と供給契約を結び出荷を開始した。今後もさらに新たなパートナーを増やし新しいドライブユニットやシステムキットを開発し、市場に投入していきたい」との考えを示した。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 燃えるエアフィルターに有害なブレーキも…メルセデスベンツの粗悪偽造品、2024年は150万点超を押収
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る