札幌市電の新型低床車「A1200形」、5月上旬から運行開始

鉄道 企業動向
札幌市電A1200形の外観。
札幌市電A1200形の外観。 全 2 枚 拡大写真

札幌市は3月13日、札幌市電に新型低床車両1両を導入すると発表した。2012年4月に策定した「札幌市路面電車活用計画」の一環で、5月上旬の運行開始を目指す。

新型低床車両の形式は「A1200形」で、全長約17mの3車体連接、2台車の電車。定員は従来車の8500形(単車、2台車)より9人増えて71人となる。出入口部の床面高さは8500形より500mm低い350mmで、乗降時の段差がなくなる。また、札幌市電の車両としては初めて冷房装置を搭載する。

A1200形は3月18日に札幌市電の電車事業所に搬入され、3月28日までメーカーによる確認試験を行った後、札幌市に引き渡される予定。その後は報道公開や試運転を行い、5月上旬からの運行開始を目指す。札幌市は、現在申請中の市電環状線化(2015年春開業予定)までに、新型低床車両を3両導入するとしている。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る