ひたちBRT、3月25日運行開始…日立電鉄線跡地を走行

自動車 ビジネス 企業動向
ひたちBRTと日立電線のルート。
ひたちBRTと日立電線のルート。 全 3 枚 拡大写真

茨城県の日立電鉄交通サービスは、3月25日から日立市内の常磐線大甕駅と日立港都市再開発用地を結ぶ路線バス「ひたちBRT」の運行を開始する。一部の区間では、8年前に廃止された日立電鉄線の跡地を改築したバス専用道を走行する。

日立電鉄線は、日立電鉄交通サービスの親会社だった日立電鉄(2009年解散)の鉄道路線。現在の日立市内の鮎川駅から大甕駅を経て、常陸太田市の常北太田駅までの18.1kmを結んでいたが、輸送人員の減少から2005年に廃止された。

日立市は2008年、市内の線路敷地を譲り受けて跡地の活用策を検討してきた。2011年には、鮎川~大甕~久慈浜間の約8.5kmをバス専用道として活用する新交通導入計画を策定。このうち大甕~久慈浜間の一部を第1期区間とし、このほど専用道の整備が完了した。

ひたちBRTの運行区間は、大甕駅前~臨海工場西~南部図書館(旧・久慈浜駅付近)~おさかなセンター(日立港都市再開発用地)間の約2.8km。このうち臨海工場西~南部図書館間の約1.3kmでバス専用道の第1期区間を走行する。停留所は11カ所に設けられ、このうち専用道内の5カ所は上屋が設けられる。

運行本数は平日が36往復、土曜・休日が24往復。ひたちBRT用にデザインされた大型ハイブリッドバス「Blue Rapid(ブルーラピッド)」と中型ディーゼルバス「Sakura Rapid(サクララピッド)」が使用される。

運行開始前日の3月24日には「ひたちBRT開通記念祭」が開催される。運行開始後はバス以外進入禁止となる専用道のウォーキングイベント(9時~)やバスの体験試乗会(13時~)などが行われる。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 第二期「洗車場ブーム」到来?…純水・トンネル型・エンタメ性・AI認証決済など進化する洗車場
  2. 【VW ゴルフTDI 新型試乗】装備とスタイルで取るか、「足」で取るか…中村孝仁
  3. そのニオイ、原因はエバポレーター! 今すぐできる簡単DIY洗浄法とは?~Weeklyメンテナンス~
  4. メルセデスベンツに“ベイビーベイビーGクラス”? EQB後継の『GLB EV』準備中!
  5. 21人の証言、ホンダ『S2000』の開発物語…リアルオープンスポーツの誕生と成長
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 地域再エネ活用の収益を還元、ホンダ N-VAN e:を茨城県神栖市へ無償提供
  2. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
  3. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  4. VWと米ウーバーが提携、『ID. Buzz』の自動運転車を運行へ
  5. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
ランキングをもっと見る