ジャパン・マリンユナイテッドは3月15日、横浜事業所鶴見工場(神奈川県横浜市鶴見区)で建造したテラシー向け洋上曳航船「テラセア・ファルコン」を引き渡した。
新造船は、長距離タグ機能を持ち、強力なウインチを使って外洋で海洋構造物を曳航することが可能。火災や機関故障、舵故障など、海難を起こした船舶を救助もできる。
また、船は貨物搭載用の広い甲板面積を持ち、精緻なアンカーハンドリング機能を備える。他船消火機能(FiFi-1)や油回収機能、集中監視・制御機能も装備する。
全長は75.27メートル、幅18メートル、深さ8.1メートルで総トン数が3513トン。載貨重量トン数は約3369トン。航海速力は約14.6ノット。定員は26人。
同社は今後も、高い技術力で世界の顧客にオフショア支援船を建造するとしている。