アウディR8 LMS 2013年モデル、テスト走行は順調な仕上がり
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今年、日本で開催されるメジャーレースにR8 LMSはスーパーGTのGT300クラスに2台、スーパー耐久に1台、GTアジアシリーズに2台の計5台が出走する。
3月19日に行われた発表会にはスーパーGTに参戦するヒトツヤマレーシングとaprの代表が参加、2日前に行われた岡山テストデーでの様子を語った。ヒトツヤマレーシングの一ツ山代表が「私たちのマシンは2013年型にアップデートした仕様でした。2日間、8時間のテストで総合2番手の成績、昨年よりもタイムが2秒くらい速くなっている」と笑顔でコメントすると、aprの金曽代表は「うちは2012年の状態で走ったらヒトツヤマレーシングの1.5秒から2秒落ちだった、やっぱり2013年モデルにアップデートしないとだめだ」と苦笑いだった。
さらに金曽代表は「スーパーGTは年間7000kmくらいの距離を走るんです。R8はそれでノントラブルなんですからすごい信頼性ですよ。もちろんレーシングスピードでその距離ですよ」と付け加えた。
2013年型のR8 LMSのメカニカル面でのアップデートは、エキゾーストまわりを中心としたエンジンセッティングの変更、ブレーキマスターシリンダーサイズの変更、ダイブダウンの減少のためのフロントサスペンションジオメトリー変更など。
またボディなどではフロントウインドウのポリカーボネート化やリヤディフューザーの採用、リヤウイングの形状変更などが行われている。ホイールは従来マグネシウム製だったものをアルミ製に変更し、最適化した結果1本あたり500グラムの軽量化に成功したという。