トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は3月21日、米国で3月27日に開幕するニューヨークモーターショー13において、サイオン『tC』の2014年モデルを初公開すると発表した。
サイオンtCは、トヨタが米国で展開する若者向けブランド、サイオンの入門クーペ。サイオンは『xB』(日本名:トヨタ『カローラルミオン』)、『xD』(日本名:トヨタ『イスト』)が主力車種だが、生産を終了した『セリカ』の顧客の受け皿となる北米専用クーペとして、2004年にtCを発売。2.4リットル直列4気筒ガソリンエンジン(最大出力161ps)を搭載していた。
2代目サイオンtCは2010年3月、ニューヨークモーターショー10で発表。初代よりもスポーティなキャラクターを鮮明にした。その代表例が、ヘルメットにヒントを得たキャビン形状だ。独特のウィンドウグラフィックスが、個性を放つ。ボディサイズは全長4420×全幅1796×全高1415mm、ホイールベース2700mm。
エンジンは、新開発2.5リットル直列4気筒ガソリン「デュアルVVT-i」。新インテークマニホールドやスポーツエグゾーストが採用され、最大出力180ps、最大トルク23.9kgmを生み出す。旧2.4リットルよりも19ps、1.5kgmパワーアップしながら、燃費や排出ガス性能も改善。トランスミッションは、6速MTと6速ATが新設計された。駆動方式は、従来どおりFF。
今回、米国トヨタ販売は、サイオンtCの2014年モデルをニューヨークモーターショー13で初公開すると発表。現時点ではその内容は明らかにされていないが、現行型のデビューから3年が経過して、初の大幅改良を受ける可能性がある。