三菱電機、人工衛星生産能力を年間8機へ倍増

宇宙 企業動向
増築した鎌倉製作所 新人工衛星生産棟
増築した鎌倉製作所 新人工衛星生産棟 全 1 枚 拡大写真

三菱電機は、鎌倉製作所(神奈川県鎌倉市)に建設していた人工衛星生産棟の増築が3月22日に竣工したと発表した。

今回の増築で、同製作所の人工衛星の年間生産能力が4機から8機へと倍増し、国内人工衛星メーカーで最大となる。

海外の商用通信衛星を含めて、人工衛星市場は今後、需要拡大が見込まれている。今年1月には、日本の宇宙開発利用の基礎となる2013年度から5年間の新たな宇宙基本計画が決定された。

新しい宇宙計画では、測位衛星、気象観測などのリモートセンシング衛星、通信・放送衛星など、宇宙の利用により国民生活の質向上を図る施策が盛込まれている。

同社ではこれまで、気象観測などを実施する「ひまわり7号」、日本初の国産商用通信衛星である「スーパーバードC2」、高精度の位置情報提供サービスをめざす準天頂衛星初号機「みちびき」など、生活に密着した人工衛星の開発・製造を担ってきた。現在も「ひまわり8号/9号」、東日本大震災など、大規模自然災害で被災地の状況を把握できる陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)の後継機「ALOS-2」の開発・製造を進めている。

今回の生産能力の増強を機に、生活に役立つ人工衛星の開発・製造に取り組み、国内外の宇宙開発と利用推進に貢献していくとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  3. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  4. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
  5. 【ジープ レネゲード eハイブリッド 新型試乗】レネゲード、ここにいよいよ極まれり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る