日本航空・広島支店は3月22日、今月30日の広島~東京(羽田)便でラストフライトとなる「マクドネルダクラスMD-90」最終便の搭乗客を対象とした広島空港での記念セレモニーの実施を発表した。見送り客を対象とした航空教室も同空港の展望デッキで開催される。
マクドネルダクラスMD-90は1996年4月に当時の日本エアシステム(JAS)が導入。就航開始当日にも広島便として使用されており、以後17年間に渡って日本の空を飛んできたが、「ボーイング737-800」に置き換えられて徐々にその数を減らし、日本航空(JAL)が所有する同機は2機を残すのみとなった。
国内最終は30日の19時40分に広島を出発して東京に向かうJAL1614便となるが、JALの広島支店は同便の搭乗客を対象に広島空港搭乗口での記念セレモニーを実施。機長への花束贈呈や、記念品の配布を行う。
また、見送り客を対象に、同支店の整備士が講師となり、MD-90について語る航空教室も同空港の展望デッキで実施する予定となっている。こちらは30日の18時30分から19時。東京から広島へのMD-90最終便(19時到着)に合わせたものとなっている。
MD-90は30日のラストフライトまで、東京~熊本~東京~奄美大島~東京~広島~東京の行路で飛ぶ予定となっているが、天候によるダイヤ乱れや機材都合で他機種に置き換わる可能性もある。