西鉄、第13次中期経営計画を策定、2015年度に営業利益180億円

鉄道 企業動向

西日本鉄道は、2013年度から2015年どまでの「第13次中期経営計画」を策定した。

新しい中計では、グループビジョンを「グループ総合力の発揮による成長への挑戦」を掲げ、グループで持つノウハウやネットワークなど、経営資源を活用して新たな事業価値創造による収益源を開拓する。

新たな収益源の開拓として国際物流ビジネスの拡大する。世界24カ国88都市で展開している国際物流ビジネスではアジアや欧州などに拠点を新設してネットワークを拡大する。総合ロジスティックスプロバイダー化を推進するため、海運やロジスティックス事業を強化、2012年度比20%を超える収益規模拡大を目指す。

既存事業では強固な収益基盤を確立するため、交通サービスの利便性向上を図る。バスや鉄道のサービスを充実して使いやすい交通サービスを提供する。

鉄道駅では柳川駅、三国が丘駅の改築と駅周辺を整備する。路線バスでは、サービス向上のため、地域や自治体との連携強化、わかりやすい路線編成、ITを活用したサービス向上策を実施する。

また、高速バス制度変更に伴う新たな需要を取り込むため、需要に応じた運賃制度の導入、高速バス予約システムのリニューアル、新路線の検討などを進める。

更に、グループ総合力発揮のため、事業の再編や管理部門のスリム化など、体制整備を推進する。

数値目標として、営業利益を2015年度に180億円、ROA(総資産営業利益率)を4.0%から4.2%を目指す。

設備投資は3カ年合計で895億円を計画。このうち、鉄道(車両新造・駅バリアフリーなど)が171億円、自動車(車両新造・運行設備)が99億円、国際物流(物流センター増設)18億円などとなっている。

《レスポンス編集部》

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