川崎重工、海上自衛隊向けP-1固定翼哨戒機の量産初号機を防衛省に納入

航空 企業動向
P-1哨戒機
P-1哨戒機 全 1 枚 拡大写真

川崎重工業は、岐阜工場で海上自衛隊向けP-1固定翼哨戒機の量産初号機を防衛省に納入したと発表した。

P-1固定翼哨戒機は、現有機であるP-3Cの後継機として、防衛省が2001年度から開発を進めてきた航空機で、耐電磁干渉性の高い実用機世界初のFBL(フライ・バイ・ワイヤ)システム、探知能力を向上した新規開発の音響システムとレーダー・システムを採用している。

また、新開発の国産エンジンを搭載し、現有機を上回る速度、航続距離を実現する。

同社は防衛省から2001年11月に、次期固定翼哨戒機「XP-1」、次期輸送機「XC-2」の2機種同時開発の主担当企業に指名され、各試作機の設計、製造に着手した。

2007年9月には次期固定翼哨戒機XP-1試作1号機の初飛行に成功し、2008年に試作1号機と試作2号機を防衛省に納入した。その後、防衛省から各種開発試験が進められ、今年3月に開発が完了した。

P-1固定翼哨戒機は、同社が2009年3月に防衛省と量産機の製造に関する最初の契約を締結し、各種改善内容を量産機の設計に反映して製造準備を進めてた。

今回納入した量産初号機に引き続き、量産2号機以降も順次納入していく予定。

《レスポンス編集部》

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