【AMAスーパークロス第12戦】250SXクラス東地区第6戦でマーヴィン・ムスキンが3連勝を飾る

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マーヴィン・ムスキン
マーヴィン・ムスキン 全 4 枚 拡大写真

AMAスーパークロス第12戦は3月23日にトロントのロジャース・センターに4万8669人のファンを集めて行われ、250SXクラス東地区第6戦の決勝でレッドブル・KTMのマーヴィン・ムスキンがスタートからフィニッシュまでリードを守り、3連勝を収める結果となった。

ムスキンはゲートが下りると共に勢い良く飛び出し、ホールショットを奪取した。そしてムスキンの後ろにはプライベーターのホンダを駆るジミー・デコティスが2番手、スレートン・レーシングのヴィンス・フリースが3番手と続いた。

ムスキンのライバルであるロックスター・エナジー・レーシングのブレーク・ワートンと、ゲイコ・ホンダのウィル・ハーンは共にトップ5の好位置を確保し、徐々に先頭集団に迫った。第2ラップでデコティスがクラッシュをして、ワートンとハーンが順位を上げたが、2人が競り合う間にムスキンはリードを広げ始めた。

第6ラップでハーンはワートンを交わしてムスキンを追撃にかかるが、フランス人ライダーは冷静にレースを運んで2位との差を3秒開けたまま、15ラップをトップで完走した。2013年シーズンに入るまで、ムスキンは決勝で一度も勝利したことはなかったが、この3連勝によって累積ポイントでトップのハーンとの差を6ポイントに縮めた。

「今日はプラクティスのクラッシュがあり、あまり自信がなかった。しかしチームに本当に感謝しなくてはならない。なぜなら今夜、彼等は僕よりも頑張って、僕をプッシュすることで助けてくれたからだ。タフな一日だった。怪我をしている時に、決勝で素晴らしいスタートが切れたことが気持ちを楽にした。なぜなら(この状態では)何が起こるかわからないからだ。とても良いレースだった。」と表彰台の常連となったムスキンは語った。

累積ポイントリーダーのハーンは結局2位でフィニッシュし、ダメージを最小限に抑えることに成功した。そしてワートンはマイプラッシュ/メタル・ミュリシャ/スター・ヤマハのジェレミー・マーティンの後半の激しい追い上げを辛くも抑えて、3位でフィニッシュした。

なお、AMAスーパークロス第13戦は4月6日にヒューストンのレリアント・スタジアムにて行われる予定である。

250SXクラス東地区第6戦結果

1.マーヴィン・ムスキン(KTM)
2.ウィル・ハーン(ホンダ)
3.ブレーク・ワートン(スズキ)
4.ジェレミー・マーティン(ヤマハ)
5.ヴィンス・フリース(ホンダ)

250SXクラス東地区シーズン累積ポイント

1.ウィル・ハーン(ホンダ)-134
2.マーヴィン・ムスキン(KTM)-128
3.ブレーク・ワートン(スズキ)-108
4.ディーン・ウィルソン(カワサキ)-87
5.ヴィンス・フリース(ホンダ)-81

《河村兵衛》

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