トヨタ加藤副社長「TNGAで7~8割の部品共用化も」

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トヨタ自動車・加藤光久副社長
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トヨタ自動車の技術担当である加藤光久副社長は3月27日に豊田市の本社で記者会見し、同社の新しい開発手法である「TNGA」(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)の取り組み状況などを説明した。

TNGAは商品力の向上と原価低減という、一見反する課題を同時に推進するトヨタの新しい仕事の進め方となる。ポイントのひとつが複数車種の開発に同時に取り組む「グルーピング開発」。これで部品やユニットの「賢い共用化」(加藤副社長)を図り、原価低減につなげる。

加藤副社長は、将来の共用化率について「数値目標はもっていない」と前置きしたうえで、「同じプラットフォームでは、究極的には7~8割程度までもっていけるだろう」との見通しを示した。

ただ、「そうした数字が1人歩きしても困るし、商品の差別化を図るためには、部品によっては別々の方がいいということもある」とも言及。各モデルの独自性確保とバランスを取りながら共用化を進めるのが「賢い共用化」と指摘した。

《池原照雄》

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