【バンコクモーターショー13】ヤマハはスタイリッシュ&パフォーマンスを訴求

自動車 ニューモデル モーターショー
タイ・ヤマハモーターの永島文秋社長
タイ・ヤマハモーターの永島文秋社長 全 21 枚 拡大写真
ヤマハのブースは会場のもっとも奥まった部分に位置するが、その規模はトヨタやホンダに匹敵する。ブースのコンセプトは「DNA>>Innovative」。四輪メーカーのような商談用スペースがない分、空間を広々と用いて、二輪製品はもちろん、水上バイクやボート、さらには船外機などのマリン製品も展示した。

タイ・ヤマハモーターの永島文秋社長は、プレスカンファレンスで「当社では、2012年より“DNA>>Innovative”というブランドキャンペーンを展開し、ブランドイメージの刷新を図った。われわれの思想や考え方、そしてそして商品の魅力をこのモーターショーの展示を通じてお客さまに感じていただきたい」と述べる。

ブース構成は、「スタイリッシュ」と「パフォーマンス」とで大別される。スタイリッシュは、100~125ccの小型スクーターは女性でも積極的に選べるポップで可愛らしいデザインと低燃費を前面に押し出す。主要モデルは、150万台以上を生産したという『FINO』の新型や、ヨーロピアン・クラシック調のデザインが特徴の『FILANO』、ミリタリー調の塗装を新採用した『TTX』など。

パフォーマンスでは、『YZR-M1』や『YZF-R6』などのスポーツモデルを展開。これらのハイパワーマシンはタイ国内ではほとんど見かけることはないが、モータースポーツで得た技術とノウハウをアピールすることでブランディング向上を図る考えだ。ライフスタイル別の演出が目立ったホンダに対して、ヤマハは商品単体の魅力や技術力を訴えかけるあたり、両社の違いが鮮明に現れた形だ。

《北島友和》

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