【マセラティ クアトロポルテ GT S 発表】ボディの約60%にアルミを採用、リヤサスペションはマルチリンク化

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マセラティ・クアトロポルテ GT S
マセラティ・クアトロポルテ GT S 全 3 枚 拡大写真

4月2日に発表されたマセラティ『クアトロポルテ』は、従来モデルよりも若干ボディサイズが大きくなり、全長×全幅×全高は、5262×1948×1481mm(4月2日発表のGT Sの場合)となった。ホイールベースも100mm以上伸ばされている。

【画像全3枚】

このボディサイズとホイールベースのアップにより、リヤシートのレッグルームは10cm以上広くなり、トランクルーム容量は530リットルと30%向上された。

これだけのサイズアップを行いながらも、先代モデルに比べて車両重量は100kgも軽量化を実現している。軽量化にもっとも貢献したのはアッパーボディへのアルミ部材の大量採用。フェンダーやボンネットリッド、前後のアウタードアパネルなどをアルミ化。ダッシュボードのフレームはマグネシウムとなっている。

先代は前後ともにダブルウィッシュボーンのサスペンションを採用していたが、新型はフロントのダブルウィッシュボーンを刷新するとともに、リヤサスペンションを5リンクのマルチリンクに変更している。また、ステアリングギヤボックスもアルミ製の新設計のものに変更、ギヤレシオも速くなりクイックなハンドリングを実現しているという。

ハイパワーなエンジン出力を受け止めるブレーキシステムにはブレンボを採用。フロントは6ポット、リヤは4ポットでV8エンジン搭載車はフロント380パイ、リヤ350パイのローター、V6エンジン搭載車はフロント360パイ、リヤ350パイのローターが装着される。キャリパー色は全5色の中からチョイス可能という遊び心もプラスされている。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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